王妃の館 上 (集英社文庫)

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本棚登録 : 1965
レビュー : 220
著者 :
courbetさん 国内小説   読み終わった 

集英社文庫の「夏の100冊」の景品がほしくて数年前に買った作品です。映画にもなるというし機は熟した。満を持しての読書。
パリって場所を聞くだけで気持ちが浮き立ちます。ここぞとばかりに色々見て食べて買って感動して、に忙しくて、些細なことを気にしている場合じゃありません。たとえ同じツアーの参加者が一癖も二癖もある人たちだって。ホテルの自分の部屋に、留守中別のツアーの人間が出入りしてたって。気をもんでいるのはそれぞれのツアーの添乗員くらいなもの。そんな彼らだって、このホテルと王の昔話には夢中になってしまいます。笑いも涙もスリルも雑学も人生の暗い側面もめいいっぱい詰め込まれ、どうでもいいなーと思う場面もあるけれど、その倍は好きになる場面が出てきます。しかも同じシーンが好きな人と語り合いたいくらいはまります。
旅行はいつか終わる物。ツアーを終えて現実に戻った彼らの今後が正直不安でもあります。まぁ何かあったらパリに戻って、今回の旅行を思い出したら大抵のことは乗り越えられるでしょうね。

レビュー投稿日
2015年9月14日
読了日
2015年9月14日
本棚登録日
2015年9月14日
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