快盗ルビイ・マーチンスン (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (1978年1月19日発売)
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本棚登録 : 45
感想 : 4

いつも完全犯罪を考えているルビイと、彼を尊敬する年下の従弟が起こす事件の数々です。
強盗に詐欺、泥棒などなど、次から次へと犯罪計画を立てるルビイは実のところ悪党気取りなだけでして。ガールフレンドに焼きもちやいたり、免許不携帯で留置場に入れられて「前科ものになった」と言っちゃうような一市民です。ルビイの話を真に受けて、彼は大犯罪者である、なんて言っていた従弟も度重なる失敗にさすがにルビイを見る目を変えていきますが、それでもルビイに誘われると否応なしに協力させられる羽目に。窮地にたたされた時の反応やとぼけっぷりに思わず笑ってしまいます。落語的なノリで楽しめる作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ミステリ
感想投稿日 : 2015年3月18日
読了日 : 2015年3月18日
本棚登録日 : 2015年3月18日

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