三菱一号館美術館で開催されていたバーン=ジョーンズ展。物語が現実として存在する世界に行って見てきたものを描いているかのようで、時間を忘れて鑑賞させていただきました。この画家のもっといろんな絵を見たくなって購入した一冊。
ページを開くと、夢の世界が広がっています。こんな夢を見てみたい、こんな世界に行ってみたい、と見とれてしまいます。伝説や神話を題材にした作品は、実際にあったことだと信じそうになるくらいの説得力。それぞれの絵の題材となったお話のあらすじを合わせて載せてくれるのも嬉しい。こんな挿し絵の本を手にできたら…一生目を離しませんねきっと。タペストリーやステンドグラスも、生活のなかに夢の世界を再現させようとしているみたいです。展覧会にも展示されてましたが、私信などに描かれた絵がユーモアが効いていて可愛い。ただ、できればシリーズ連作は全部見たかった、なんていうのは贅沢でしょうか?せっかくなら昔の教会に飾られた宗教画のように、絵を見て話を知る、って見方をしてみたかった…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
写真・イラスト・美術
- 感想投稿日 : 2012年12月19日
- 読了日 : 2012年12月18日
- 本棚登録日 : 2012年12月18日
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