終末のフール (集英社文庫)

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本棚登録 : 25321
レビュー : 2069
著者 :
cowbell01さん  未設定  読み終わった 

3年後に小惑星が衝突して人類が全滅するという状況での様々な人間模様。当初のパニックはおさまり、世情は平穏に見える中でのそれぞれの心情や出来事が語られる。各物語に、他の物語の登場人物が絡んできたり様子が語られるのもおもしろい。
引きこもって本を読んでいた子が、新たな目的を見つけにいろんな人をめぐる「冬眠のガール」、子供やおばあちゃんなどに関わり役割を演じていたのがという「演劇のオール」などがおもしろかった。
最後の「深海のポール」で語られる「じたばたして、足掻いて、もがいて。生き残るのってそういうのだよ、きっとさ」というセリフが印象に残った。地球が破滅しなくても、生きるってそういうことで、この本のどの物語でも語られているように何かしらで人同士繋がっていくのだろう。

レビュー投稿日
2019年1月13日
読了日
2019年1月9日
本棚登録日
2018年10月11日
3
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