江戸時代、日本が「鎖国」していたと習った学生はどれほどいただろう。
だが近年ではその説も薄れ、あらゆる国々と交流、物流を行っていた事が明らかになっている。
その中の1つに、琉球王国がある。
これまであまり学校の世界史でも、日本史でも取り上げられることが少なかったこの国の政治機構、貿易、風俗を
読みやすく解説したものが本著。著者はドラマ「テンペスト」や沖縄特集番組が好きである人何度か見た事があるかもしれない。
文面は専門書特有の堅いものではなく、口語に近いため読み物としても基礎的な資料としても使える。
同著者で、児童書で著名な福音館書店刊の「琉球という国があった」(たくさんふしぎ 5月号)はこれよりもへ平易かつ
時代がやや手前になるので、併せて読むとよりイメージが沸く。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
沖縄
- 感想投稿日 : 2012年9月30日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年6月12日
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