知れば知るほどおもしろい 琉球王朝のすべて

  • 河出書房新社 (2012年6月12日発売)
3.77
  • (1)
  • (8)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 8
4

江戸時代、日本が「鎖国」していたと習った学生はどれほどいただろう。

だが近年ではその説も薄れ、あらゆる国々と交流、物流を行っていた事が明らかになっている。
その中の1つに、琉球王国がある。

これまであまり学校の世界史でも、日本史でも取り上げられることが少なかったこの国の政治機構、貿易、風俗を
読みやすく解説したものが本著。著者はドラマ「テンペスト」や沖縄特集番組が好きである人何度か見た事があるかもしれない。
文面は専門書特有の堅いものではなく、口語に近いため読み物としても基礎的な資料としても使える。

同著者で、児童書で著名な福音館書店刊の「琉球という国があった」(たくさんふしぎ 5月号)はこれよりもへ平易かつ
時代がやや手前になるので、併せて読むとよりイメージが沸く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 沖縄
感想投稿日 : 2012年9月30日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年6月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする