話の端々でくすっとさせる笑いが用意されていて、それが逆にこの作品の作り物感をいい意味で高めていて面白い。
基本はシリアス路線の物語で下手に笑いを入れるとそれこそ白けるどころの騒ぎじゃないが、この作品ではうまくマッチしていると思う。
しかし!
物語の最後で、この事件をきっかけにとある政治的アプローチが功を為すエピソードが描かれているが、そこはやり過ぎでお話どころかお遊戯レベルに作品を貶めたと言いたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
サスペンス
- 感想投稿日 : 2014年11月21日
- 読了日 : 2014年11月18日
- 本棚登録日 : 2014年11月21日
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