聖者の戦い 小説フランス革命 4 (集英社文庫)

  • 集英社 (2011年12月15日発売)
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本棚登録 : 262
感想 : 19
4

[評価]
★★★★☆ 星4つ

[感想]
王室がヴェルサイユからパリへと移動し、それを追うように議会もパリに移動した。
本巻では財政問題と選挙法などが議題になっているが、議会が成立したことで議員間の利益が対立し、議論が中々進まない状況になっている。
平和な間は良いのかもしれないが、諸外国の動きが気になる。
新たにタレイランが頻繁に登場するようになったが、後年の印象とは異なり、かなり強引にことを進めているような感じがする。
一方でロベスピエールはミラボーと袂を分かち、独自の動きを始めたが、その内容は原則論や理想論を掲げる内容で民衆の指示はあるものの、妥協できないという部分に一抹の不安が残る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年6月23日
読了日 : 2024年6月22日
本棚登録日 : 2024年6月23日

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