坂口安吾全集〈13〉 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (1990年9月1日発売)
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本棚登録 : 33
感想 : 2
3

捕物帖上巻ででてきた、あのお侠なお嬢、好きだったのに下巻は全く出番なしで残念。(つーか、下巻では海舟先生も出番少なくなってるので、ちょっとお約束の形式から外れ気味に…)
「ロッテナム美人術」は後味がなんともいえず、印象深い。こういう持って行き方もあるんだなぁと。

このシリーズ読んで、自分は「紳士探偵属性」がツボだと気づきました。(神津恭介とか、明智小五郎とかね)貴族探偵でも執事探偵でもなく、紳士探偵イチオシ。ステキ。
あー、あとやっぱり、この明治という時代設定が大好き。現代舞台の作品ほどリアリティがなく、でも今の時代と通じる部分もあり。ある意味ファンタジー世界扱いなんですよな。(ホームズ時代のロンドンも同じ感覚)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内ミステリ
感想投稿日 : 2011年10月9日
読了日 : 2011年10月9日
本棚登録日 : 2011年9月24日

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