怪奇小説精華 (ちくま文庫)

制作 : 東雅夫 
  • 筑摩書房 (2012年11月1日発売)
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本棚登録 : 225
感想 : 17
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怪奇小説の傑作揃いの本書。作品毎に全く異なる『怪奇』の雰囲気が楽しめて、さらに芥川龍之介に岡本綺堂、神西清、平井呈一、など訳者も豪華。大変贅沢な一冊でした。
私のお気に入りはゴーゴリの「ヴィイ」。「肖像画」を以前読んだ時も怪奇の雰囲気が好みだったのですが、ヴィイは土着の民話っぽいテイストも入ってまた素晴らしかった。他には、異世界からきた生き物に生活を侵略されていくSFめいたテイストがある「オルラ」と「闇の路地」も面白かった!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF・FT・ホラー
感想投稿日 : 2019年2月3日
読了日 : 2019年2月3日
本棚登録日 : 2019年2月3日

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