明治半ば頃から巷に流行したこっくりさんに始まり、催眠術、そこから透視能力「千里眼」が現れ、各界の学者達が科学的に調査分析を行う筈の流れが、徐々に科学を離れて心霊術・宗教の方面へと進んでいく様が分かりやすくまとまっていて良かった。
明治~大正頃の文学作品を読むと普通にこれらの思想ありきの前提で書かれている作品が多々あるので(例えば芥川のドッペルゲンガーなど有名ですが)、そういった時代の背景みたいなのを知りたかったのでとても参考になりました。
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- 感想投稿日 : 2021年7月12日
- 読了日 : 2021年7月12日
- 本棚登録日 : 2021年7月12日
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