人生最大のストレスは「配偶者の死」。長年連れ添ったパートナー、その退場で、当たり前だった日常が、突然足元から崩れてくる。喪失の空間に独り取り残され、ともにしてきた日々の思い出が、哀しみを抱いて、やってくる…。
子供をもたないと決め、夫婦とも作家という濃密な時間を共有してきた二人が、その別れを迎えた時、遺された一人は何を思うのか…。
団塊の世代がいよいよ後期高齢者を迎えた。いよいよ人生の最大ストレスの時期、おひとり様の老後を迎える。団塊の世代の作家が、その到来の晩鐘を鳴らす。
人間とは違う時間軸で動いている森の自然、森の生き物を描きつつ、心の動きを、静かに綴る。月夜の森から梟の哀しい鳴き声が聞こえてくる…。
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- 感想投稿日 : 2022年1月13日
- 本棚登録日 : 2022年1月13日
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