HARLAN COBEN の最近のスタンドアローン作品を全て読んでしまったので、今度はマイロン・ボライターシリーズに突入しました。これはシリーズ第1巻。メインの謎解きも面白かったけど、登場人物たちの描かれ方が生き生きとして、この先が楽しみ。また、後の作品の元になったであろうと推測される点が随所にある。HARLAN COBEN は「失踪」をとりあげる事が多いけど、家族に失踪されて、残された者は失踪者の生死やいなくなった理由もわからず、希望と諦めの反すうをし、終止符を打てないもどかしさを、彼は実に見事に表現する。10年前の作品なので、社会背景などが若干古臭く感じたけど、これからマイロンがどう成長していくのか見守りたい。
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カテゴリ:
Crime
- 感想投稿日 : 2005年7月19日
- 本棚登録日 : 2005年7月19日
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