11年前に殺人を犯し失踪したと思われているウィルの兄ケン。しかも被害者はウィルの元恋人だった。ケンの生死も解らずまま、時間だけが過ぎ、ウィルはシーラと出会い結婚を意識する。ところが突然シーラが失踪し、別の殺人事件現場に指紋を残して、遺体で発見される。FBIはウィルの関与を疑い、また一方で犯罪組織が兄ケンの居所をウィルから聞き出そうとする。兄は生きているのか?シーラとは何者なのか?コーベンお得意の「失踪事件」がテンコ盛りで、たたみかける様に怒涛の勢いでラストまでストーリーが流れる。最終章では一体誰が悪人なのか解らなくなる位、二転三転するので、驚きの連続だ。惜しむべきは、少し急ぎすぎた感が拭えない事。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Crime
- 感想投稿日 : 2005年7月24日
- 読了日 : 2005年7月24日
- 本棚登録日 : 2005年7月24日
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