世界の貧困について、発展途上国から先進国の貧困に至るまで、その動向と原因をコンパクトにまとめている。特に本書の前半部分は良くできていた。
その考え方のベースに社会主義的な要素があることは事実だろうが、あまり鼻につくほどではない。
むしろ、後半部分で市民社会・人権というような精神的な面に焦点を当てていたことの方に抵抗感を感じた。
極めて薄い本なので、手軽にパラパラと読んでみると、気づかされることもあるかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
開発学
- 感想投稿日 : 2010年12月23日
- 読了日 : 2010年12月23日
- 本棚登録日 : 2010年12月23日
みんなの感想をみる