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正義の申し子 (角川文庫)
- 染井為人
- KADOKAWA / 2021年8月24日発売
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ドタバタで一気聴き。
わりと楽しめた。
2024年5月25日
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(新装版)サファイア (ハルキ文庫)
- 湊かなえ
- 角川春樹事務所 / 2022年8月9日発売
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永作博美さんの朗読が最高だった。
2024年5月21日
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法廷遊戯 (講談社文庫)
- 五十嵐律人
- 講談社 / 2023年4月14日発売
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同害報復。
ちょっとやりすぎ感あるけど、なるほどな。
2024年2月28日
約束を追うというストーリー、既視感(既聴感?)と思ったら、この前聞いた作品(薬丸岳)と被ってた。
あのときも、主人公が一生懸命当事者の生い立ちを追うという形で、違和感を感じたが、今回も同様。カスミの「自分のやっていることは正義」「親ならば子を庇って当然」といった物言いに、反発すら感じた。
うーむ。
2024年1月22日
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罪の境界 (幻冬舎単行本)
- 薬丸岳
- 幻冬舎 / 2022年12月14日発売
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オーディブルにて。
会話の連続とわかりやすい単純な描写で進むので、2倍速で聴き流すにはちょうどよかった。だが、はっきり言ってどの人物像も一面的で薄く感じられ、深まりがなかった。それぞれのキャラクターを極端に際立たせることで、人物同士は対立し、事件には多面的な見方があるかのように描いているが、個々人の中での葛藤は少なく、どの人物にも魅力を感じなかった。
特に、親子関係なんていうのは単純なものではないだろうから、犯人の嘆きにはまったく共感できない。そんな簡単にゆるす、なんて都合良すぎる。
さらに、夜の仕事や子供への虐待、はたまた男女関係、結婚、出産、企業のいろいろなどというあたりも、なんとなく作者の偏見というかステレオタイプ的な見方が強く反映されているように感じてしまい、後半は人物の言動一つ一つに違和感しか感じられなくなってしまった。
2023年12月25日
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Nのために (双葉文庫)
- 湊かなえ
- 双葉社 / 2014年8月23日発売
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ドラマもすきだったので、榮倉奈々の声で再び杉下に出会えてとてもよかった。
ドラマの結末を忘れてしまったけれど、パートごとに語り手が代わっていくので、それぞれの気持ちがとてもよく聞けた。物事の見方は一方向だけからではだめだよね。
2023年9月7日
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ハンチバック (文春e-book)
- 市川沙央
- 文藝春秋 / 2023年6月22日発売
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なるほどおもしろかったけど。
2023年8月22日
すきだった。オーディブルだしね、ナレーターさんがじょうずで、それぞれのキャラクターも想起しやすいし。お手紙作戦、いいよね。
ホテルと、競馬場と、田舎と、お土産と、家族のお話と。書道教室と、パンダの話。
2023年8月10日
一気読み。マンガ(7マル3バツ)も一気読みしたが、クイズの世界は魅力的かつストイックなイメージがある。
なるほどこうなっていくのかと、最終盤はやるせない気持ちになったが、それもまた人生ということなんだろう。主人公が安易に荒れたりすることがないのが好きだった。
2023年7月9日
オーディブルで聴きました。小池栄子、すご。
途中から、あーもう楽しい話聞きたかったなぁ、湊かなえから卒業したいなぁ、そんな気持ちでいっぱいになった。読了後も同様の印象…
イヤミスの女王とは、きっと湊さんにとっては褒め言葉なんでしょうからなんともですが、そして、いろいろと練られていることはわかるのですが、一度卒業します笑
2023年7月5日
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正体 (光文社文庫)
- 染井為人
- 光文社 / 2022年1月12日発売
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2023年4月26日
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それもまたちいさな光 (文春文庫)
- 角田光代
- 文藝春秋 / 2012年5月10日発売
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ラジオパーソナリティの話がいちばんよかったかなぁ。
おおきなできごとがあろうとなかろうと、まいにちが進んでいく。
特にむかしの年代の人々(親世代)の描かれ方が、やっぱりいま見るととっても前時代的で、それはよくも悪くもリアルなのかもしれないけど、
でもやっぱりいま見ると、ジェンダーとか恋愛とか、「ふつう」とか…
35まで独身だったら結婚しようとかっていう発言も、違和感あるな。ない人がまだほとんどなんだろうな。
2023年2月19日
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感情を上手に解き放つ技術
- 和田秀樹
- 新星出版社 / 2016年9月28日発売
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ずっと悩んでいたことを、ちゃんと余さず言語化してくれている本。
水臭くなく、感情の言語化を。
2023年1月8日
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マイクロスパイ・アンサンブル (幻冬舎単行本)
- 伊坂幸太郎
- 幻冬舎 / 2022年4月27日発売
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わたしはとってもすきな作品。
思わず笑みがこぼれるような、なんとなくほっこりする、正解ってひとつじゃないよねっていう話。
日本三景、また行きたいな。
2023年1月2日
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ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活
- 國友公司
- 彩図社 / 2020年10月19日発売
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まあまあ。
2022年12月15日
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六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本)
- 浅倉秋成
- KADOKAWA / 2021年3月2日発売
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頭を使わずにたのしく聴ける内容を探していたので、その意味ではヒット。
わたしがいつも感じている「人が見せる両面性」について、魅力的な人物描写を軸に、じょうずに描かれていると思った。
これは実は、死刑制度を考えるときにいつも感じることとも近いと思った。
その犯罪それ自体は悪だけど、その人自身は全て悪というわけではないだろうに…
もし裁判員裁判に呼ばれたりしてしまったら、「死刑」なんて量刑をくだせるのだろうか、と。
2022年6月19日
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往復書簡 (幻冬舎文庫)
- 湊かなえ
- 幻冬舎 / 2021年11月11日発売
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流し聴きしたせいか、いまいち入り込めず。
ウソが多すぎて、そして、手紙だとウソが書けるってことがちょっとなんだかせつなくて。
こう言っちゃなんだが、耳で聴くには湊かなえより宮部みゆきかもしれん。
2022年5月16日
悪くはないのだが、物語に深みがない印象。結果が想定されながらそのとおりに進んでいくのはしかたないにしても、そこに至る人物の心情や想いの変化の理由に対する描写が少なく、薄くなぞるだけで終わってしまった。
2022年5月14日
自分ではない何かになりたい、新たな人生を送りたい。言いようによっては、積極的なチャレンジとも取れるが、今回のそれは単なる逃避であったのだなと感じた。
地に足をつけて、じぶんをだいじにしたいものだ。
2022年5月2日
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彼女が最後に見たものは (小学館文庫)
- まさきとしか
- 小学館 / 2021年12月12日発売
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「解説」は、じぶんが言葉にしていない思いを言語化してくれていて、小説を読むことの効能を感じさせるものだった。
多くの人物が、自分本位で動きながらも、どこかではだれかを「庇う」。
とは言え、だれかを想いながらも、それが純粋な「だいじだよ」としては伝わらず、屈折した形となる苦しみ。
どうやったら、あなたをたいせつに思っています、が、伝わっていくのだろうか。
今回のお話は、全体を通すと「悼む人」を想起させる雰囲気があった。
2022年4月29日
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今、出来る、精一杯。
- 根本宗子
- 小学館 / 2022年4月26日発売
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すごかった。
ただただ、そこにいるみんなが、
感じる感情をのこらず言葉にして、心の底から叫んでいる感じで…
そう、
今、出来る、精一杯。
まさに、そうだった。
共感できるとか、感動したとか、そういうことではない。それぞれのひとの感じた気持ちを集めれば、わたしになる気がした。
また、聞こう。
2022年4月27日
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バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則
- 柿内尚文
- かんき出版 / 2021年12月21日発売
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目新しいことはさほど多くないが、平易な文章でそのオーソドックスなメソッドを語ってくれる。
2022年3月8日
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模倣犯(五) (新潮文庫)
- 宮部みゆき
- 新潮社 / 2005年12月22日発売
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すばらしい。
一気に聴きました@Audible。
2022年3月7日
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理由 (朝日文庫 み 19-1)
- 宮部みゆき
- 朝日新聞出版 / 2002年8月1日発売
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Audibleにて。
おもしろい。あっちこっちから真相が彫り出されていく感じ、読んでいて気持ちよかった。
また、事実とは多面的で、真実は一つではないということもよくわかった。
この発表時からまた時代が移り、だれの生き方が「普通」と言えるのか、だいぶ変わってきたことだろう。
少なくともわたしは、血のつながりだけが家族とは全く思わないし、それを大事にしなかったからといって悪いヤツだ、とも思わない。
そう、決めつけることも、決めつけられることも、しないようにしたいな、と思っている。
2022年3月3日