初めて太宰治の作品をきちんと読んだ。もともと文豪と呼ばれる作家が苦手だと思っていたので、避けていたがこの女生徒が入っている短編集はとても面白かった。すべて女性一人称で書かれていて、これが男性が書けるのかと驚く。時代は古い感じはするが、女心は今も昔も一緒。
皮膚と心、きりぎりす、葉桜と魔笛はきれいな感じで家族を思う女心。
恥、饗応夫人は女の悲しい性とか読んでいて恥ずかしくなるほどの女の気持ち。
読まず嫌いせず、読んでみる事をおすすめしたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月9日
- 読了日 : 2022年10月9日
- 本棚登録日 : 2022年9月18日
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