世にも美しい日本語入門 (ちくまプリマー新書)

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レビュー : 53
えりりんさん  未設定  読み終わった 

安野光雅と藤原正彦
この2人の対談というだけで、
読む価値があるような気がしてくる。

個人的には安野光雅さんの絵も見れたら
嬉しいなあと思っていたけど、
そこは違った 笑

藤原正彦さんの小学校の先生が安野光雅さん
だったなんて、知らなかった。

【引用】
先生の人気は、類い稀なユーモアによるものだった。
得意中の得意である二等兵物語に、
生徒たちは皆、授業中ずっと笑い転げ、
時々シュンとした。シュンとしたのは、
先生の笑い話に抒情や悲哀が時折含まれて
いたからだった。

いい先生だったんだろうなあ。
うーん。

藤原さんは、大学で読書ゼミをやっているらしい。
いいなあ。今更ながら、学生時代に
こういうゼミに入っておきたかったと
強く思う。
遊んだ経験も本当にありがたいことだし、
あの学生時代がなかったらカチコチの人間になっていた
んだろうけど、
人間の幅を広げるための時間も
もっとほしかったなあ。
いや、いまからでも遅くはないか。

新渡戸稲造『武士道』
内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』
『代表的日本人』
岡倉天心『茶の本』
鈴木大拙『日本的霊性』
山川菊栄『武家の女性』
『きけ わだつみのこえ』
宮本常一『忘れられた日本人』
無着成恭『山び学校』
福沢諭吉『学問のすすめ』『福翁自伝』
少しずつ読んでいきたい。

【引用】
国語教育の目的は、いかにして「自ら本に手を伸ばす子」を育てるか、がすべてだと思っています。
小学校で習う漢字を、学年別配当表などで制限しているのは、ほんとに信じられないことです。
しかも画数の多いものは高学年という非科学的基準だkら、「目、耳、口」は1年で教えるのに「鼻」は3年です。「夕」は1年で「朝」は2年、という具合です。だから、2年生の教科書に「近じょ」「かん字」「人ぶつ」など、ぶざまなまぜ書きが登場するんです。どしどしルビを打ち、読ませてよいと思います。

少々引用が長くなりましたが、ここは激しく同意。
頭を悪くしようとしているのかしらと思ってしまうほど。難しい漢字も読み先行でいいのだ。
書くのは後で教えたっていい。
読めたらどんなに自己肯定感も上がると思うなあ。
あと、もっと国語の時間を増やすことね。
独断だが、英語はいらない。

【引用】
ある調査によると、英語とかフランス語とかスペイン語は、千語覚えていれば80%分かる。ところが日本語の場合、同じ80%分かるために五千語知らないとわからないらしい。(中略)なぜ、言語量が多いのかというと、車に関してだけで、「空車」「駐車」「停車」「対向車」とか、いろいろあります。これに対応する英単語はない。

造語。これは日本語の強みだ。
明治時代にたくさんの造語をつくった福沢諭吉さんたちは本当に天才だし、今の日本を作ってくれたんだなあと思う。
もちろんいろいろな見方があるだろうが。
日本語を大切にしなければならない。
その為に読書。
古典といわれる文章も読む。
簡単にすることでバカになる。

【引用】
英米露などは、武力で日本を植民地化しようと思えばできたかもしれない。でも、江戸の町で本の立ち読みをしている庶民がいるのを見て、「この国はとても植民地にはできない」と思ったという話があります。当時の江戸識字率は50%と言われ、最先進国の首都ロンドンの20%に比べても圧倒的でした。文化の高さは防衛力にもなるということですね。

だから、学び続けなければいけないのだ。
侵略されないために、
文化を守る
学び続ける
賢い民族であり続ける

レビュー投稿日
2019年9月22日
読了日
2019年9月22日
本棚登録日
2019年9月22日
7
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