ナースの卯月に視えるもの (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2024年5月8日発売)
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長期療養病棟で働くナースの卯月。彼女には、患者さんが心に秘めた"思い残し"が見えた。
患者さんの思い残しを解決しながら、卯月も自分のなかにある"思い残し"と向き合い成長していく。
生と死にまつわる話なので、時折、こみ上げてくるシーンも多かった。とくに身内が今まさに長期療養病棟にいるので、重なってしまう部分も多かったせいもあるだろう。
誰しも死からは逃れられない。自分はどんな風に向き合えるだろう。とても良い話だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説一般書
感想投稿日 : 2024年10月26日
読了日 : 2024年10月26日
本棚登録日 : 2024年10月26日

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