「ナースの卯月に視えるもの」の続編。
死を意識した患者さんの「思い残し」が視える、看護師卯月の成長物語。
前作は、思い残しを解決するという、ある種ミステリ的要素も強くあったように思うが、今回は卯月が思い残しの解決に尽力するというよりは、患者さんや仲間に寄り添っていった結果、思い残しの意味が分かってくるという、より生と死、人としての成長とかに重きが置かれているような、より深い話になっているように感じた。前作もよかったが、「病院」が舞台になっている意義を今回の方が生かせているような気がして、良かったと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説一般書
- 感想投稿日 : 2024年12月18日
- 読了日 : 2024年12月18日
- 本棚登録日 : 2024年12月18日
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