町で宝石を盗んだどろぼうが怪我をして、森の中に逃げ込みました。
森の小屋には動物の世話をする、一人のおじいさんが住んでいました。
どろぼうはおじいさんに対して威張り散らすんだけど
おじいさんはどろぼうを「くまさん」と呼んで、怪我の理由も聞かずひたすら優しく接します。
その優しさに少しだけ心を開き、怪我の手当てをしてもらったお礼に
宝石をおじいさんにあげようとするけど、断られてその晩泥棒は考え込みます。
改心した泥棒は、おじいさんの前から姿を消し、宝石を返しに行きます。
泥棒がまた森に戻った時、おじいさんは高齢のため寝込んでいました。
どろぼうはおじいさんの看病をします。
時が過ぎ、森には一人の男が動物と暮らしていました。
それは、あの泥棒なのでした。
これも、大学のサークルで知ったお話。
どろぼうだけでなく、読み手(私)のすさんだ心も清らかにしてくれるような
あったかいお話です。
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カテゴリ:
だいへの読み聞かせ(年中〜低学年)
- 感想投稿日 : 2008年10月18日
- 本棚登録日 : 2008年10月18日
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