山猫の夏〈下〉 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1987年8月1日発売)
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本棚登録 : 52
感想 : 3
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後半戦。前半の内容はあらかた覚えていたから、人気の高い作品だけに、印象に残りやすいのは間違いない。しかし相変わらず紫煙だらけ(苦笑)。物語自体は結構面白いと思えるのに、好きかと問われると”う~ん…”。何故か考えてみました。1.いわゆるハードボイルド全般に言えることだけど、一人称が「オレ」で綴られる文章は苦手。2.地の分にちょいちょい使われる!マーク。3.ある事象に対する「オレ」の見解とか行動に、理解し難いものが多い。4.呼び捨てにこだわってみたりする、会話文の幼稚ぽさ。5.上記「紫煙」。挙げてみると色々ありましたね~。文章がこうだと、内容がよくてもなかなか好きにはなれませんよね。という訳でした。「猛き箱船」も揃えてあるんだけど、この分だとなかなか手が伸びそうにないかも(苦笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2016年10月7日
読了日 : 2016年10月7日
本棚登録日 : 2016年10月7日

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