弁護士が勝つために考えていること (星海社新書)

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  • 星海社 (2014年7月25日発売)
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●民事訴訟はゲーム。だから勝つか負けるかは弁護士の腕による。だから弁護士に任せてしまうというのが良い。
●どの裁判所に提訴するかで、その訴訟を裁判する裁判官が変わる。だから裁判所選びはとても重要である。
●民事訴訟は真実発見の場では無い。
●腕の良い弁護士は弁が立つことではない、文章が凄いのです。ストーリー作りが上手。
●優秀な弁護士ほど相手を選ぶ権利がある。ただ相談だけであれば受けてもらえる可能性がある。相談を受けてもらって、代理人を断られた場合は「どなたか弁護士の先生を紹介してもらうことはできませんか」と言ってみることをお勧めする。
●弁護士ほど、弁護士の事情に詳しい人間はいません。
●「弁論主義」①裁判官は、当事者が主張していない事実を、判決の基礎にしてはならない。②当事者に争いのないない事実は、そのまま判決の基礎にしなければならない。③証拠により事実を認定する際には、必ず当事者から提出された証拠によらなければならない。
●税務署所の場合。地方裁判所では、リベラルな裁判長が担当することがままあり、税金を可能な限り低くしようとする考えを経済人とした合理性があるじゃないかと考えたりする。これに対して高等裁判所の裁判長クラスになると、税金を逃れるなんて許せないと言う発想が強く出る傾向にある。巧みな法解釈を行うことによって、課税処分が適法になるように工夫してしまうのである。最高裁判所では最近はどちらかと言えばリベラルな傾向がある。
●訴訟にならないために弁護士が考えていること。支払う気がない、謝罪がない、つまり「誠意がない」トラブルの原因はこれが1番多い。そう感じた人が最後に民事訴訟を提起する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 法律会計税法不動産
感想投稿日 : 2021年10月31日
読了日 : 2021年10月31日
本棚登録日 : 2017年4月16日

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