「承認欲求」の呪縛 (新潮新書)

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本棚登録 : 200
レビュー : 15
著者 :
dai-aiさん 生き方心理道徳   読み終わった 

自信をもたらす最大の要因は成功体験である。実際にやってみて成功したら自信がつく。しかし同じことを成し遂げても自分自身ではその価値がわからない場合がある。そんな時他人からすごいよくできたねと褒められたり以前に比べてどれだけ伸びたかを教えられたりすればその値打ちが実感出来、やればできるという自信が持てるようになる。それが新たな意欲をかき立て、また不安を和らげることにもつながる。だからこそ、周囲から承認と言う形でフィードバックを受けることが必要なのである。
三重県にある南部自動車学校は(褒めちぎる教習所)として知られているが(褒める)教習を始めてから卒業生の事故率が半数以下に減少し、運転免許の合格率は2014年からの3年間で4.5%アップしたと言う。
パスカルはこう述べている。人間の最大の下劣さは、栄誉を追求することである。だが、これこそまさに、彼の優越の最大の印である。なぜなら、人はいかに多くのものを地上で所有しても、いかに健康や生活の安定を得ても、他人から尊敬されない限り満足はしない。
期待を裏切ってはいけないと言う意識が心のどこかにある限り、その不安を取り除こうと意識すればするほど、まるでアリ地獄のように負のスパイラルに陥っていくのである。
実力があっても評価されないのは幸せだ。実力以上に評価されるのはどれだけ苦しいか。
セルフハンディキャップイングには、あらかじめ大きな期待をかけられるのを防ぐとともに、失敗したときに自己評価が大きく低下することを予防しようと言う意図も含まれている場合が多い。

レビュー投稿日
2019年3月17日
読了日
2019年3月17日
本棚登録日
2019年3月3日
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