日本の文脈

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本棚登録 : 668
レビュー : 82
dai9323さん 内田樹   読み終わった 

「希望論」で感じた足腰の弱さ。
それは時間的スケールの短さがその原因なんだろう、
と、本書を読んで思った。

本書は、
「希望論」と似たような結論に至っているのだけれど、
反面この二人の人間の原初を見つめるまなざしは、
強靭な身体性を伴って確かな実感を与えてくれる。

ここで言われている「男でおばさん」というのは、
わたしが昔から思っていた「中性的」であろうとする構えと似ている。

もしかしたら、
レディオヘッドやジェフ・バックリーやシガー・ロスや七尾旅人の音楽に惹かれるのも、
こういういった志向と無関係ではないのかもわからない。

また、
ドラクエにおいて、メガンテよりもメガザルが好きなのも、
メガンテの「自己犠牲による敵の殲滅」という攻撃的(父性的)なものより、
メガザルの「自己犠牲による味方の救済」という包摂的(母性的)なものに、
より価値を見出しているせいかもわからない。

なんにしろ、
様々な問題の最先端を行く日本の動向が、
世界の道しるべになるということを肝に銘じておけば、
案外毎日機嫌よく過ごせるような気もしている。

レビュー投稿日
2012年2月17日
読了日
2012年2月7日
本棚登録日
2012年1月16日
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  • 2012年9月27日

    再読しました。

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