街場の読書論

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本棚登録 : 1035
レビュー : 109
著者 :
dai9323さん 内田樹   読み終わった 

重度のタツラー(内田樹の読者)であるわたしは、
ここに書いてあることの大半を一度別のところで読んでいる。
それでもやっぱり面白い。

ひとつ、
この本が読書論であるところの所以は、
読書によってリンクする様々な思考を展開してみせているところだろう。

本書では、
読書を「scan」と「read」の二つに分けている。
わたしはその先に「link」があると思う。

つまり読書は、
「今ある自分の知識・思考」と、
「本に書いてあること」を繋ぎ合わせる(「link」させる)ことだと考えている。

著者は、
スワヒリ語40単語を覚えるプログラムの話を引いて、
「脳の機能は「出力」を基準にして、
そのパフォーマンスが変化するのである。
平たく言えば、
「いくら詰め込んでも無意味」であり、
「使ったもの勝ち」ということである」
と書いていることから、
知識を使うことの重要性を説いており、
本書ではまさに「自分の知識を使って本を読み解く」
という前述したことを体現しているのである。

わたしが毎日シコシコと日記をしたためるのも、
こうした修練の一貫であると言える。

レビュー投稿日
2012年5月3日
読了日
2012年4月16日
本棚登録日
2012年2月12日
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