- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087206739
作品紹介・あらすじ
二〇一一年三月十一日に起きた福島第一原発事故は、日本というシステム自体の限界と危機的状況をあらわにした。この最大級の難局を乗り越えるためには一体何が必要なのか。浅田次郎、藤原新也、ピーター・バラカン、レーナ・リンダル、辻井喬、豊竹英大夫、野中ともよ、想田和弘、谷川俊太郎。九名の文化人が、原発、エネルギー、民主主義、そしてこれからの日本についての思いと方策を熱く語る。問題の先送りはもはや許されない。
感想・レビュー・書評
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原発から1年ちょいのインタビュー集。
2022年に読んだのだが、みんなこの時から変わらずにおられるのかが気になってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤原新也、写真家
祈るときは小さく祈りなさい、目の前の小さなことをを直せないのになんで世の中を直せるの?
今井一
みんなで決めよう、原発、国民投票 -
複数の著名人による原発に対する意見。間接民主主義があまり民意を反映しているとは思えない。原発という大きな問題に関しては、いちど国民投票という手段で決めるものがあってもいいではないか。国民の自覚や責任も高くなると思います。201409
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[ 内容 ]
二〇一一年三月十一日に起きた福島第一原発事故は、日本というシステム自体の限界と危機的状況をあらわにした。
この最大級の難局を乗り越えるためには一体何が必要なのか。
浅田次郎、藤原新也、ピーター・バラカン、レーナ・リンダル、辻井喬、豊竹英大夫、野中ともよ、想田和弘、谷川俊太郎。
九名の文化人が、原発、エネルギー、民主主義、そしてこれからの日本についての思いと方策を熱く語る。
問題の先送りはもはや許されない。
[ 目次 ]
第1章 危機―浅田次郎(作家)「今この状態が議会制度と民主主義の危機であるという認識を持ってほしい」
第2章 原罪―藤原新也(写真家・作家)「水俣病と原発はある意味双子みたいなもの」
第3章 媒体―ピーター・バラカン(ブロードキャスター)「日本のメディアがおかしいということには、とっくに気が付いてました」
第4章 希望―レーナ・リンダル(持続可能なスウェーデン協会理事)「日本が原発の歴史、エネルギーの歴史の流れをがらりと変えてほしい」
第5章 転換―辻井喬(詩人・作家)「日本の場合は明治の頃の中央集権そのものなんで、やっぱりそこに無理がある」
第6章 懐疑―豊竹英大夫(文楽・太夫)「私は3・11以降でも、どちらかというと原発容認派だった」
第7章 持続―野中ともよ(NPOガイア・イニシアティブ代表)「時代が変わる時には『アホ力』が必要です」
第8章 覚醒―想田和弘(映画作家)「これほど日本人が政治的に覚醒しつつある時代は、ちょっとないんじゃないかと思うんですよ」
第9章 覚悟―谷川俊太郎(詩人)「絶望しても絶望したところから始めるのが一番いいんじゃないですか」
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
文化を語ればまあ一流なんだろうけど,社会問題を語ると二中以下の,所謂文化人と呼ばれる人びとがどんな考えなのかが分かる。物事を浅くしか理解していないということも分かる。
著作は好きな作家も対談に出てきているのだが,発言が軽くて残念。 -
善と悪を判断するのが智。
個人や自分を大切にする。
愚痴を言っても始まらないから実務を1つ1つやっていくだけ。 -
各界文化人への原発についてのインタビューと、原発国民投票について。政権がどうあれ、私たち一人ひとりが当事者意識を持つこと、が何より大事なのだと、改めて感じた。
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著名人の方々の、原発に対する思いが綴られた本。
ちょっと原発についての本は食傷気味かな、という感じ。原発反対派のひとたちだけ集めてもねえ。
このひとたちの人柄というか、考え方をなんとなく知りたいひとは読むといいと思います。