社会との関わりや、自分の意見表明を最近なまけていたと実感。もう、一歩踏み出して前に進もう。
心に残ったフレーズ…人生の中心は、ありふれた平凡な義務を果たすことである。美徳の中でもっとも影響力があるのは、日常生活でひつようとされる種類のものである。これらの美徳には何より値打ちがあり、永続性がある。昔から、あえて自分の意見をまとめようとしないのは卑怯者、やろうと思えばできるようにそうしないのは怠け者、自分の意見が何もないのは愚か者。社会に貢献する価値のある人間になるためには、大地にしっかりと足をつけて仕事にいそしみ、誘惑や試練と戦い、日常生活出会うさまざまな悲しみに耐えなければならない。世間に門を閉ざした徳はさほど有益ではない。孤独な生活を楽しんでいたとしても、その喜びは、しょせん自己満足に過ぎない。一人ひっそり暮らすのは、他人を軽蔑しているからとも解釈できる、それ以上に本人が卑怯な怠け者かわがままな人間であることを証明しているようなものだ。人にはそれぞれ与えられた仕事と義務があり、自分が所属する社会のためにも回避することはできない。実際的な知識を身につけ、いろいろな智恵を学ぶには社会に一員として実生活に溶け込む以外に方法はない。社会の荒波にもまれてこそ、われわれは自分やらねばならないことを知り、仕事の厳しさを知り、忍耐力・根気そして勤勉さを養い、人格を磨くことができるのである。
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カテゴリ:
学び
- 感想投稿日 : 2009年6月15日
- 本棚登録日 : 2009年6月15日
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