モヤる言葉、ヤバイ人から心を守る言葉の護身術 (だいわ文庫)

  • 大和書房 (2023年6月10日発売)
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「いい奥さんになりそうだね」「私だったら笑顔でかわすけど」
ジェンダーの押し付け・マウンティング・セクハラ・パワハラ……女子を困らせる「モヤる言葉」を元気よくバットでかっとばす、痛快エッセイ!「モヤる言葉に言い返す方法」や「ヤバイ人から身を守る方法」など、言葉の護身術が詰まった一冊!
明菜返し、エジソン返し、哲学返し、猫&BL返し、ナイツ返し、ネズミ返し、マンスプ返し、イキリオタク返し、オカルト返し、エシディシ返し、アナル返し…その他、あらゆるシチュエーションに対処する方法が満載。
弁護士の太田啓子さんとの対談「法律の護身術」も収録。
セクハラやパワハラに遭ったら?
モラハラやDVを受けたら?
性被害に遭ってしまったら?
ネットで嫌がらせをされたら?…等、法律の知識も詰まった、女子がサバイブするための必読書。
「いい奥さんになりそうだね」という言葉にモヤるのは、イベント等の片付けや運動部の女子マネージャーなど「目立たない裏方の仕事を文句を言わず黙ってこなす献身的な古き良きナデシコ像」を押し付けられるように感じるから、「あまり私を怒らせない方が良い」というロシアのプーチン大統領のような冷たい顔で黙って見つめて「え?なんですか?」「意外と古風な考え方なんですね!」と返すと効果的。
バイクの免許取ったり、フェミニンな服装をすると「彼氏の影響?」と聞く人は、未だに「女性は男にモテるためにファッションや趣味を選んでる」と思い込んでいるので、「なんですか?私の服装や趣味と彼氏とどう関係あるんですか?」とマジレスしよう。
それでもウザ絡みしてきたら、「ちょっと何言ってるかわかんない」とお笑い芸人のサンドイッチマンの返しをしたり、「私、彼氏欲しいって言いました?」とマジレスしよう。
「旦那さんや彼氏の浮気くらい許すのがいい女」とクソバイスされたら、「どういう意味ですか?いい女ってなんですか?」とマジレスしよう。
職場の上司にセクハラや性差別の相談した時に、「私だったら笑顔でかわすけど」という同性の上司は男尊女卑な社会に適応し過ぎた女王蜂タイプの人なので、「じゃあもっと上の人に相談します」と言うか、「◯◯さんはそれでいいと思っているんですか?」とマジレスしよう。
「君は才能や力があるから仕事紹介しよう」とか仕事の打ち合わせなど名目に酒を飲まそうとしたりホテルに誘ってきたら、昼間にカフェなどで会うように伝えたりしたり、「お父さんや彼氏が心配性なので」とか「身内に弁護士がいてセクハラ案件を主にしている」とハッタリを効かせるのも有効。
モラハラ男に引っかからないためには、その人の機嫌が悪い時の言動に気をつけてチェックしたり、お試し同棲して相手のパーソナリティーをチェックするのも良い。
巻末には、弁護士からセクハラや性犯罪被害や誹謗中傷された時の対策として、LINEやツイートのスクショやボイスレコーダーの音声録音や被害直後の診察などで証拠保全する方法や失敗しない相談先の選び方や告発のやり方を、明記してある。
元オリンピック執行委員長の森喜朗など、未だに化石のような男尊女卑な価値観にしがみつくオッサンが、仕切るヘルニッポンでサバイバルするためには、オッサンに痛烈に反撃出来るパワーワードを使ってモヤる言葉を言われた時に即座に反撃出来る思考とコミニュケーションの練習と一緒に立ち向かう仲間が必要ということがよく分かるハウツーエッセイ本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月13日
読了日 : 2023年12月13日
本棚登録日 : 2023年6月11日

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