夜回り先生の著書。タイトルがあったかい。
水谷さんがこれまでかかわってきたひとが、変わっていくエピソードが収められている。ほんの一部やろうけど。
水谷さん自身、本書のなかで自分の活動について、これまでたくさんの哀しい思いをしてきたが、それと同じくらいうれしい気持ちも感じてきた、という。それがこのタイトルである『ありがとう』につながっている。
でも、正直哀しいことのほうが多いと思うし、何よりつらい役割やと思う。なんでこんなにも妥協せずにひとに優しくできるのだろう…。
読んだだけで終わらず、自分も何か変わろう、と思いたい。思わなければならない。そうでないと、夜回り先生の思いは途切れてしまう。なんてつらくて重い活動やろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月14日
- 読了日 : 2012年10月14日
- 本棚登録日 : 2012年10月14日
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