氷壁 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1963年11月7日発売)
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本棚登録 : 1942
感想 : 215
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ナイロンザイル事件の顛末の詳細かと思いきや、それはあくまで背景である男女の心の機微を描いた話だったので些か拍子抜けした。
ただ、山に登る者の心の有り様を、見事に言い得ており、常盤という狂言回しの口から、主人公に代わり雄弁に語られている。また、他人の真実は他人が推し量れるものではないし、他人の思う真実は、そのまま信じてあげたいものだと教訓めいたものが心に残った。
美耶子という女は、私は嫌いである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 純文学、文芸作品
感想投稿日 : 2022年9月4日
読了日 : 2022年9月4日
本棚登録日 : 2022年9月4日

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