負けんとき 下: ヴォーリズ満喜子の種まく日々 (新潮文庫)

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本棚登録 : 94
レビュー : 14
著者 :
dangoさん  未設定  読み終わった 

おマキさまは本当にこれで幸せだったんだ…というのが率直な感想。私は佑之進の胸の内がせつなくて、佑之進への気持ちを超えるメレルへのおマキさまの思いがつかみかねた。絹代さえ気づいていた思いに、当の本人が気づかないはずはないのでは…?それを押し殺してもなお余りある幸せをメレルは与えたというのか?国籍を奪われ、日本人でありながらメレルの妻となれたにもかかわらず近江八幡の民に受け入れられず、最後は兄弟と信じた者たちからも追放され、逃れた軽井沢で結局病を得たメレルの看病に明け暮れた…苦難に向かえば向かうほど、負けんときと自分を奮い立たせて自分の気持ちで乗り越えていきながら、これが望んだ幸せだと言う。共感できない…それが心残り。。。

それと、絶対避けられない『戦争』の悲惨さ。なんで日本はあんな戦争をしたんだと、しかも戦前にヴォーリズ夫妻はそれを阻止するために渡米して講演して回っていたなんて…知らなかった。悲しすぎる。

レビュー投稿日
2015年9月30日
読了日
2015年9月29日
本棚登録日
2015年8月26日
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