野崎まどは、書くのに縛りが無ければ無いほど良いものを創り出す作家だ。「何でもあり」と言われて、本当に面白いものを書ける人は意外にいない。
どの領域にまで到達するのか予想もつかない、というのが持ち味の作家に、本作は原作付きの前日譚というゴールが分かっている真逆の条件。それでも文学的風味付けを施して十分に良作として仕上がっている。言ってみれば、伊藤計劃のMGSノベライズのような位置づけか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年11月21日
- 読了日 : 2016年11月21日
- 本棚登録日 : 2016年11月21日
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