ゆっくり読む本だった。
何者かになりたい時間の分だけ、読むのに時間のかかる本だった。
読むのに、体を通り過ぎるのが、なんだかすぐに形を崩してしまいそうで、やさしく受け止めて、そうやって押し込まないといけなくなるような。そんな本だった。
こんな文章を書くのに、どれだけの書かない時間があったのだろうか。
書けない理由、書く理由、そのどちらもが、目一杯に詰まった本でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2025年1月8日
- 読了日 : 2025年1月8日
- 本棚登録日 : 2025年1月8日
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