姿形を変えて復讐の為にかつて自分が所属した組織に舞い戻った男。設定としてはありがちな潜入捜査もの。主人公兄弟の背景は目を背けたくなるほど描かれているが、謎めいた敵役の詳細は曖昧なままで少々物足りない。自分の何気ない所作でかつての友人に素性がバレてしまうなど、これまたありがちだけど切ない場面も良かった。デビュー作ほどのインパクトには欠けるものの、希望の持てるラストは悪くなかった。
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- 感想投稿日 : 2019年2月22日
- 読了日 : 2019年2月22日
- 本棚登録日 : 2019年2月22日
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