マンガでわかるデ-タベ-ス

  • オーム社 (2005年12月1日発売)
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本棚登録 : 272
感想 : 32
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★本書のメッセージ
データベースを作って、自由にデータを管理・修正・表示できるようになれば、とっても便利

★読んだきっかけ
SQLを扱う必要があったため。初学用として

★本の概要
データベースの意義、基本的な概念が語られている。マンガでなぜデータベースが必要なのか、物語を通じて理解できるため、分かりやすい。データベースという技術の意義も理解できる。総じて説明は少なめだが、頭の中に最初の大枠を作るには適していると思われる。コードを書くための練習問題もある。

ただ、もちろんこの漫画を読んだだけで成果を出せるようにはならないので、次の参考書なり、自分なりに勉強を進めていく必要はあるだろう。

並行してprogateでSQLを学んでいたが、そちらは理論的な面が一切なかったため、こちらの本を読んでよかった。漫画ではあるが、理論やデータベースの意義について語られていたため、実務的な作業を行う前に、頭に入れておいてよかったと思う。

◆第一正規系状態
・2つにわけるべきテーブルが1つになってしまっている
・現実世界の変化による対応ができなくなる。例えば、取り扱う商品コードが増えた、等
・候補キーに完全関数従属していない属性が存在する。つまり、主キーが複数あって、そのうち1つだけに従属するような属性があるときは、それは第一正規系である。主キーの一部分だけに従属するような項目があるなら、それは別のテーブルにすることで、正規化できる
※候補キーとは、主キーになりうる項目のこと。主キーとなりうる項目に完全関数

◆第二正規系
・主キーが単一であるか、単一でないかは関係ない
・主キーの一部だけに従属する項目を含まアに

◆第一正規系と第二正規系の違いは?
・単一主キーがあるか、無いか

◆第三正規系
主キー以外によって、そのほかの列が決まることはないようにした表を第三正規系という


★正規化のメリットとは
・更新漏れが無くなること。正規化によって、同じ情報(事実)を複数もつことがないように構成が整理され、一事実一か所が実現される。もし、一事実を複数箇所にもっていると、その事実が変更されたときには、全て同じ値に変更しなくてはいけない。この変更が失敗、つまり、同じ値でなくてはいけないはずなのに、一部の変更に漏れがあると、事実に矛盾が生じる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ソフトウェア開発者
感想投稿日 : 2019年6月18日
読了日 : 2019年6月16日
本棚登録日 : 2019年6月18日

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