英国庭園の謎 (講談社文庫)

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本棚登録 : 2124
レビュー : 170
著者 :
だーよーさん ミステリ   読み終わった 

20191013 再読
ずいぶん昔に読んだけれども、覚えているものだなぁ。

「雨天決行」これを火村先生が解く、ってのがさすがは名探偵という感じ。出版関係者がかかわる事件だと、「アリス!しっかり!!」っておもっちゃう笑
あとがきにもあったけれど、「敬意を払われるべきは『ちゃんとした大人』」という著者の考え方がとても好きで、作中毒舌エッセイにも共感した。ほんと、ここら辺のバランス感覚が好きで読んでいるところがある。

「竜胆紅一の疑惑」さみしいご老人だけどこの解決を見て、ご家族と仲良くなれるといいな…なんて思ったりして。

「三つの日付」こちら、この前に書かれている「海のある奈良に死す」読了後に読むのをおすすめ。写真に写ってる人間のうち半数が亡くなっている、というのは、アリスくらいの年齢ではまだキツイよなあと思う。今、年が変わらないので。永遠の34歳氏と。

「完璧な遺書」倒叙もの。作家アリスの倒叙ものは、たんに倒叙でスリルを感じる以上に犯人視点での火村とアリスの描写が面白くてワクワクしてしまう。犯人詰めが甘いなと思ってしまった。「てんさい」で「有栖川有栖」ってやってたアリスかわいい。可愛いおじさんだよ。

「ジャバウォッキー」あとがき読んで笑ってしまった。あとがきまで絶対読むべし!アリスめちゃくちゃ怒られたろうね…。再読にあたり大阪市内の地図を見てたけど、どんだけ飛ばしてもさすがに無理なような笑 本筋とは関係ないし、アリスは運転技術高そうだ。

「英国庭園の謎」表題作。被害者が卑劣すぎて犯人にめちゃくちゃ同情してしまった。ここでは犯人を諭す、というか自首を促すのがアリスじゃなくて火村先生なのが、意外なようなそうでもないような。


とにかく、有栖川有栖の作品はあとがきまでじっくり読みたい。特に短編集。あーーーー、好き……ってなるので、読後感とてもよし!



レビュー投稿日
2019年10月14日
読了日
2011年10月26日
本棚登録日
2009年6月24日
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