
「新対話編 東浩紀対談集」と共に購入しました。
本書は、著者の本が韓国で出版されるに当たって、翻訳者が韓国の読者に向けて行った著者インタビューと著者が韓国で行った講演を収めたものです。
韓国と日本では社会状況が異なる(特に政治への意識)ため、暗黙の共通感覚がない状態でのインタビューになります。そのため、著者も一から説明することになり、結果として著者の理論がより明確に説明されます。「当然言わなくてもなくて分かるだろう」という部分について、納得してもらえるように回答しなくてはならないので。
著者の言う「観光客」という立場の重要性の実践のような本でした。
- レビュー投稿日
- 2020年5月23日
- 読了日
- 2020年5月17日
- 本棚登録日
- 2020年5月17日
『哲学の誤配 (ゲンロン叢書)』のレビューへのコメント
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