読みごたえたっぷりのエンタメ小説。
しかも徹夜本。
ソマリアとジブチのエリアで海賊対処活動に取り組む陸上自衛隊のチームが主人公。
このエリアでの海賊対処活動は現実でも行われてますね。
冒頭読み始めて、いきなりストーリーが動き出す。
内容としては最初に述べたようにエンタメ小説だが、南スーダンにPKO派遣されていた陸上自衛隊の日報が隠蔽され、その中に「戦闘」の文言が存在した、ということが現実に起こっており、そういうことを踏まえるとリアリティも感じさせる。
当然ながらフィクションなので、登場人物のキャラクターは美化されてるといわれるとそうかもしれないが、信念と誇りを持って最後まで闘う姿というのはやはり感じるものがありました。
アフリカの部族間の抗争や民族浄化の描写の部分については、以前に読んだ小説『ジェノサイド』を彷彿とさせるようなところも感じたり。
多少の残酷な描写はあるが、内容的には今後映像化もあり得るのではと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2018年7月2日
- 読了日 : 2018年7月2日
- 本棚登録日 : 2018年6月1日
みんなの感想をみる