クラウド情報管理の法律実務

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  • 弘文堂 (2016年9月27日発売)
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クラウドサービスを活用することでシステム開発、運用管理ははるかに簡単になった。一方で、情報管理の観点から言えば、ユーザー企業内で管理していたものをクラウドベンダーに委ねることになり、セキュリティリスクを負うことになる。判例によると、セキュリティインシデントについてユーザー企業側が一定の責任を避けられないとしている。セキュリティのポイントとしては、コスト、利便性、安全性のバランスをリスクの大きさごとに考え、対策を講じる必要がある。クラウドサービスの法的性質は売買契約であるとの判決が出ている。実務的にはサービス提供が本質であることから、著者はこの判決をあまり参考にならないと見ている。法的性質上、売買契約、請負契約、賃貸借契約、寄託契約、準委任契約のどれにも属さず、解釈が難しい。本書中盤以降では、契約の雛形を提供し、明記すべき内容を細かく解説している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年1月13日
読了日 : 2019年1月13日
本棚登録日 : 2019年1月12日

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