高野文子さんのペーパークラフトのデザインの洒脱さと、アンデルセンの話の天衣無縫さがぴったり合っていて、読んだあと買ってよかった!とほくほくした本。
出てくる犬たちの危険さと従順さを併せ持つところが、普段ペットとしてしか付きあいのない犬の二面性を思い出させてくれるところや、主人公の傍若無人ぶりには、古い童話ならではの物語の野生みが溢れていて、教訓物語にはならない、一筋縄ではいかないところがとてもよかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月9日
- 読了日 : 2023年7月9日
- 本棚登録日 : 2023年7月8日
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