正直なところ,この小説をどうやって楽しめばいいのかよくわからないまま終わってしまった感じ.
一つには私が個人と社会との関係に関心が希薄だというのもあるだろうし,この小説の書かれた時代を実感として知らないというのもあるかもしれない.そういう意味では時代を感じさせる小説でもある.頭のいい人が書いた小説だってのはわかるんだが.
歌子ばあさんが家にやってきてからの,不安感,崩壊感の描写は「笹まくら」を思い起こさせた.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
1970年代以前の小説
- 感想投稿日 : 2015年2月10日
- 読了日 : 2015年2月9日
- 本棚登録日 : 2015年1月26日
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