十九歳の地図 (河出文庫 102B)

著者 :
  • 河出書房新社 (1981年6月14日発売)
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本棚登録 : 685
感想 : 53

悲しみや憎悪や絶望でがんじがらめになってる感じ。十代ってそうだよね、と簡単に共感し合えるものとはちょっと違う。そういう境遇に生きた人特有のものかなと思う。憎しみでパンパンになるって、本人にとってはものすごく苦しいよね…。だんだん辛すぎて、早く読んでしまおうと一気に読みました…。よく目についたのが風が吹く描写。主人公の目線を通して表現されてて、その繊細さにすこぐ惹かれます。時々見え隠れするその繊細さがたまらなく好きだと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学 日本
感想投稿日 : 2019年1月6日
読了日 : 2015年1月16日
本棚登録日 : 2019年1月6日

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