悲しみや憎悪や絶望でがんじがらめになってる感じ。十代ってそうだよね、と簡単に共感し合えるものとはちょっと違う。そういう境遇に生きた人特有のものかなと思う。憎しみでパンパンになるって、本人にとってはものすごく苦しいよね…。だんだん辛すぎて、早く読んでしまおうと一気に読みました…。よく目についたのが風が吹く描写。主人公の目線を通して表現されてて、その繊細さにすこぐ惹かれます。時々見え隠れするその繊細さがたまらなく好きだと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学 日本
- 感想投稿日 : 2019年1月6日
- 読了日 : 2015年1月16日
- 本棚登録日 : 2019年1月6日
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