不愉快なことには理由がある

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著者 :
deki0958さん  未設定  読み終わった 

双子の研究で音楽や数学やスポーツでは「遺伝的要素」が否定できないそうです。
僕は能力の遺伝には否定的なんですが「遺伝的優位」が少しでもあると「環境的要因」で雪だるま式に拡大していくんですよね。
子供は環境の中で自分に比較優位があると極めようとするので1位が総取りする現象が集団の中で発生するんやと思います。
そういうところが能力の遺伝と勘違いされるんではないかと思います。
今時の進学校では賢いほど運動もできるという総取り現象が起こってます。

「スモールワールド」
人間社会は複雑系なので様々な要素がそれぞれにフィードバックし合って初期値の小さな違いが大きな差となって現れます。
自然に任せれば富は一極集中するようです。
濫立の中から一部のIT企業だけが生き残ってきたことからもわかります。

結局は
保育所
小学校
中学校
高校
大学
社会
とより大きな集団に入るときにいかに最初に有利なポジションを取れるかが勝負になります。
となると明らかに貧困家庭より一般家庭の方が有利となります。
富裕家庭が必ずしも一般家庭より有利とは思わないですが余剰資金を教育に投資できる余裕を持てるかが分かれ目になると思います。

そうすると教育無償化は一定の効果を持つのでしょうね。
ただ結果を出した一部のエリートだけが奨学金を得れるとしたら機会の平等は得られないと思います。
となると個人的には義務教育に潤沢に金をかけて高校以上は能力で選抜する制度にする方が良いのかなと思います。

まあどんな制度でも歪みはあります。
その歪みをいかにうまく捉えるか。
また自分の長所をいかにアジャストしていくか。
今からでもできることはたくさんあります。

レビュー投稿日
2017年10月28日
読了日
2017年10月28日
本棚登録日
2017年10月16日
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