English Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook: Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English

著者 :
  • Cambridge University Press (2015年7月30日発売)
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感想 : 5
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私が英国で教師をしていたのは20年くらい前だが、外国人が英文法を学ぶならこれという感じのバイブル的存在として当時から本書は有名だった。私も本書を所有していたが通して読んだことはなかったので、体系的に文法を整理する意図で最新版を読み直した。

Grammar in Useシリーズは、1985年に出版されたEnglish Grammar in Use(イギリス英語中級編)からはじまり、コミュニケーションに「使える」実用英文法書として、今なお世界中の英語学習者から支持を得ている。

本書の特徴は、Cambridge University Pressの公式Webサイトによると以下の通り。
・そのまま会話に使える自然な例文が満載
・1ユニット完結の使いやすい見開き2ページ構成で、どのユニットからでも学習可能
・左ページには文法をポイントで分かりやすく説明、右ページには会話にそのまま使える例題の練習問題を多数収録
・カラーのイラストで理解度アップ
・巻末の「診断テスト」で自分の弱点を把握し計画的な学習が可能
・クラス用、自学自習用どちらにも最適

実際に読み通してみると、改めて気付かされることはたくさんあった。

しかしそれにしても本書は読み通すのは大変だった。自分は毎日ノルマのように読むことを課して何とか読み通した。読み続けるのに根気が必要だった訳だが、それは本書の以下の特徴が原因であると思う。

・各文法の実用上の頻度や重要度と紙面の情報量は関係していない。
・自然で英語らしい表現のための説明が懇切丁寧。
・どこからでも読める内容になっているため延々と単調(別単元で重複する説明も多い)。

どれも長所とも短所とも言えること。重要なことは、この特徴を理解して本書を利用しないと期待する効果は得られないだろうということ。

本書は中級書とは銘打っているものの、私にとっては大変勉強になった。英語をある程度知っている人や英語を教えるような人であれば一読をお勧めしたい。

しかし、文法の基礎を学ぼうとしている方が本書を読み進めるのは厳しいと感じた。早めに読み通せる文法基礎を別の本で学び、英語らしい表現については実際の会話や読解、またフレーズ集などで慣れていったほうが良いのではないだろうか。

私はドイツ語も話すが、もしかしたらヨーロッパ言語が母国語の人や話せる人にとっては、本書は英語らしい文法表現が学べ、流暢に話せるきっかけになるのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 語学
感想投稿日 : 2020年11月22日
読了日 : 2020年11月22日
本棚登録日 : 2020年11月22日

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