ムーチョ・モージョ (角川文庫 ラ 5-2)

  • KADOKAWA (1998年10月1日発売)
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本棚登録 : 132
感想 : 11
4

ジャケ買いならぬカバー買い。だけど当たりの本でした。


ストレートの白人・ハップと、ゲイの黒人・レナードが、亡くなったレナードの伯父が追っていた子ども誘拐事件の謎を解き明かす!


ストーリー展開はそれほどヒネリはなく案外ストレートですが、お下品ながらもテンポのよい会話と、爽快なハップとレナードの暴れっぷりで、一気に読めます。


舞台の東テキサスの、実際の位置とか雰囲気はよく知りませんが、黒人と白人の間にあるお互いへの偏見や、力を崇拝するマッチョな雰囲気、湿った空気に沼、森、ピックアップトラック…などなど、わたしの中の「アメリカ南部」のイメージそのもの。BGMは、ブルースとカントリー&ウェスタンに決まりでしょう。


ほかにも「ハップ&レナード」ものは出ているようです。読まなくては!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外小説
感想投稿日 : 2011年7月15日
読了日 : 2005年2月10日
本棚登録日 : 2011年7月15日

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