【コメント】
ドキュメンタリータッチのゾンビ映画。
*** 比べてみると面白い
「Dawn of the Dead」(1978)と
「Diary of the Dead」(2008)どちらもロメロの作品。
どちらも作品のなかでテレビが世界が崩壊していく
過程を映し出すメディアとして登場する。が、
その地位が1978年当時と2008年現代で変わっている
ところが興味深い。
1978年当時は、テレビは唯一、音声と映像を使った
説得力のある強力なメディアだった。
大衆が渇望する情報源が途絶えていく過程が、人々
を孤立させ、文明が崩壊していく象徴のようだった。
そして2008年現代版では、インターネットで個々人
が情報をシェアしあっている。崩壊していく中に
あってもネットが人々をつなげているのだ。
*** リンクしている世界
「Survival of the Dead」(2010)の登場人物たちが
強盗として本作の主人公たちと絡むシーンがあった。
絡めてきたのは後作の「Survival of the Dead」の
方だろうが、こういうお遊びは面白い。
【内容】
ある日とつぜん死体が歩き回り人々を襲い始めた。
そして人類社会は徐々に崩壊しはじめる。
そんななかで、奮闘したある映画サークルの大学生
グループのドキュメンタリー。
大学生グループの一人が、カメラを片手にこの惨事
を記録し続けることに執着するのだが。。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
終末世界
- 感想投稿日 : 2014年11月12日
- 読了日 : 2014年11月12日
- 本棚登録日 : 2014年11月12日
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