200CDロックンロール 俺たちの愛したパンク/ロック/ブルース

  • 学習研究社 (2005年8月2日発売)
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鮎川誠とラジオをやっていた人たちで選んだロックCDガイド。

鮎川誠はやはりパンクとブルースなんだなと。

以下が知れてよかった。

●ガレージ
・カウントファイブ
 サンホセの学生が結成したグループ
・ヘイゼル・アドキンス
 奇人ロカビリアンの初期傑作集
・クエスチョンマーク&ザ・ミステリアンズ
 好きな色がオレンジであること以外一切不明
・ザ・ソニックス
 必要以上にシャウトが多い
・ダウンライナーズ・セクト
 初期のキンクスから向上心を抜いて、悪ふざけの要素を強めた感じ
・スワンプラッツ
・ジュニア&ヒズソウレッジ
 ムーア家の黒人兄妹による驚愕のファンキーバンド
・チャンツR&B
 R&B三傑を選ぶなら、プリティシングス、ダウンライナーズセクトとこいつら
・デイヴィ・アラン&ザ・アロウズ
 サーフミュージックを歪ませてエンジン音を加えた
・ザ・ライジング・ストーム
 センチでうつむきがちの真心いっぱいのラブソング集
・ザ・スタンデルズ
 「Nuggets」で再評価。営業パンクの代表選手
・フレイミン・グルーヴィーズ
  ストーンズ、ビートルズの衝撃を永遠にリセット

●パンク
・ジョージ・サラグッド&ザ・デストロイヤーズ
 パンク時代のブルース希望の星
・J・B・ハットー
 パンクロックブルース
・ヤングマーブルジャイアンツ
 インダストリアル、無機質な
  >ソニックユースは完全に影響うけてますね。

●ロック、ロカビリー
・デイル・ホウキンス
 チェスに吹き込んだ白人アーティスト
・ドン&デューイ
 オリジナルダブルダイナマイト
・エスケリータ
 リトルリチャードとタメを張った男
・ディオン&ザ・ベルモンツ
・ハンク・バラード&ザ・ミッドナイターズ
 ジャンプブルースに8ビートが加わるとツイストに

●ビートバンド
・ミッチライダー&デトロイト・ホイールズ

●クラッシックロック
・メディスンヘッド
 後のトーキングヘッズのような曲を
・ジョーイーリー
 テキサスロッキンホンキートンク
・カーリーンカーター
 ニューウェイブロカビリー

●ブルース
<戦前>
・チャーリーパットン
 ロバートジョンソンの師匠格のデルタブルースの巨人。スプーンフル。
・ボ・カーター
 大らかかつ繊細。
 弾き語り。広くて深くて、暖かくて。
・トミー・マクレナン
 生粋のデルタブルース
・ガスキャノン
 ジャグバンドの代表格
・リロイカー
 厭世感のあるピアノブルース
・クリップル・クラレンス・ロフトン
 抜群のリズム感で、縦横無尽に鍵盤を操るピアノプレイ
・ビッグ・ビル・ブルーンジー
・タンパ・レッド
 膨大な仕事量の芸達者
・ビッグ・メイシオ
 巨漢だが演奏は繊細でダイナミック

<戦後>
・ジョー・ヒル・ルイス
 戦後メンフィスの人気者
・リロイフォスター
 バスドラの”気”の強さ
・フロイド・ジョーンズ
 サイケデリックブルース
・リトルウォルター
・J・B・レノア―
 ブルースを時事的な問題を扱ったティピカルソングへ変える力
・ジミー・ロジャース
 ベーシックの美学
・ジョンリーフッカー
 「ブーンブーン」のオリジネイター
・クリフトン・シェニエ
 ザディゴの王様。ザディゴはアコーディオンで演るロッキンブルース
・ライトニンホプキンス
 弾き語りのときの擦ろうブルースのささくれだった深見、ギターの名人芸。
・ロスコーゴードン
・ローウェル・フルスン
・クラレンス”ゲイトマウス”ブラウン
 とても芸術性の高いギタリスト
・ギタースリム
 ブルーノートを弾かないから、フレーズの構成が全然違う
・スリム・ハーポ
 ブルースの持つ暖かさを代表する
・ライトニン・スリム
 地の底に響くような声
・ジミーリード
・T-ボーン・ウォーカー
 真のイノヴェーター。ブルースの枠組みを超えてエレクトリックギターの世界に変革をもたらせた。
・スリム・アンド・スラム
 キャッチ―なのに幻想的
・モーズ・アリスン
・リーバー&ストーラー
・カミール・ハワード
 きらびやかなブギウギピアノ。
・ジョニー・オーティス
・ビッグ・ママ・ソーントン
・プロフェッサーロングヘア
・マジック・サム
 70年代ブルース界の希望の星
・エディ・テイラー
 ブルースを志すギタリストの必須科目。生きた教科書
・ロバート・ナイトホーク
 エレキを使わせたらナイトホークに誰もかなわんね
 マディの師匠、アール・フッカーの師匠
・アール・フッカー
 ギターの達人。ジョンリーフッカーの従弟
・ジュニアウェルズ&バディ・ガイ
 モダンブルースの傑作

●90年代のR&R
・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ
 40年代からのゴスペルグループ
・ケニー・ヴァンズ
 アメリカ人の生活に寄り添ったドゥーワップ
・ポール・バーリンソン
 ハードロカビリー

●日本のロックンロール
・布谷文夫
 ブルースクリエーションやDewで唄っていた
 大滝詠一プロデュースの「悲しき夏バテ」
・酒井俊
 ジャズシンガー、坂本隆一プロデュース
 MyImagination

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月12日
読了日 : 2021年6月12日
本棚登録日 : 2021年5月18日

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