禅僧が書いた小説
老師と少年の対話で、仏教的な考えが小説として提示される。
余韻のある、簡単な答えじゃないフレーズがたくさん
「『本当の何か』は、見つかったとたんに『嘘』になる」
「友よ。君は賢い。昔の私よりはるかに賢い。何かが正しく、何かが間違っていると考え、正しいことを知ろうとする。だから、見えない。わからない。君が知った『正しいこと』が、全てを隠す」
「理解できないことが許せないとき、人は信じる。信じていることを忘れたとき、人は理解する」
「大切なのは答えではなく、答えがわからなくてもやっていけることだ」
「生きる意味より死なない工夫だ」
「その笑いの苦さの分だけ、君は私を知ったことになる」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年5月28日
- 読了日 : 2023年5月28日
- 本棚登録日 : 2023年5月28日
みんなの感想をみる