ヒトの腸内に住む微生物=マイクロバイオータが健康を左右するというお話。
抗生物質や帝王切開による出産によって、とりわけ幼少期にマイクロバイオータの多様性が損なわれると、アレルギーやうつ病といった現代病が現れ易くなる。抗生物質や帝王切開の恩恵は確かにあるとしてもだ。
さらに食生活の変化がこの状況に拍車をかけている。マックと呼ばれる、マイクロバイオータを養う食物繊維などの摂取量の減少だ。
本書は、ヒトの定義を見直すべき時が来ている。と結ばれている。ヒトは内に住む微生物を含めたひとつの生態系であると。
マイクロバイオータの研究はまだ発展途上であるが、アレルギー持ちの自分としては、食生活の改善で症状が軽減される可能性があるというのは福音に思われた。それに併せて今「ビオスリー」も試してます。
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- 感想投稿日 : 2022年6月24日
- 読了日 : 2022年6月23日
- 本棚登録日 : 2022年6月6日
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