海賊とよばれた男 上

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本棚登録 : 10345
レビュー : 1156
著者 :
desicoさん 文学・評論   読み終わった 

この物語に登場する男たちは実在した。

最初のページの真ん中に刻まれている。
緊張した空気を纏いながら幕が上がる感じがした。

20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男…出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベルである。

話が進むにつれ、これは本当にあった話なのか、こんな判断ができる経営者がいたのかと驚嘆がつづく。

主人公を支える社員、資金援者、妻の人生も凄まじい。
特に妻 ユキの覚悟に心が引っ張られた。

国の在り方を問い、国民の在り方を問う。
そして戦争への深い哀しみが刻まれている。

途中にゼロ戦の話が挟まれる。
(あーきっと出てくるだろうな)という名が刻まれていた。

上巻を読み終え、物語を楽しむというより歴史を受け入れなくてはいけない気持ちを感じつつ、下巻を手にする。

レビュー投稿日
2013年7月13日
読了日
2013年7月13日
本棚登録日
2013年7月13日
10
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